これは、全26回でお送りする、
とある夫婦のアメリカ(ニューヨーク、ワシントンD.C.)旅行の記録である。
旅行へ行くにあたって調べた事や実感した事等色々あった為、それらの些細な情報が多少なりとも誰かの役に立てば幸いだ。
コロナ禍が過ぎてから初めて・・・約5年ぶりの海外旅行はまず、マイルの有効期限との戦いから始まった。
禍中で延長されていたマイルの有効期限がそろそろ切れる・・・!
このまま切らせる訳には行かない・・・!!
ということで、
手持ちのマイル+αでビジネスが取れる範囲で大まかに行き先を絞った。
②イギリス
③ニューヨーク、ワシントン
ハイシーズンは無理。
出来ればローシーズン。
1000歩譲ってレギュラーシーズン。
そして夫婦二人がかりでANAの特典航空券をチェックする日々。
地道に3ヶ月は延々とやっていた気がする。
地味な作業過ぎて正直途中で飽きていた。
幾つか空席待ちを入れたものの全く空きが出ない。
ドラマで見掛ける、延々と監視カメラ映像を見続ける刑事の気分だ。
延々と続けている内に運良く②③の往路を抑える事ができ俄然希望が湧いてきた。
ところが復路が見つからない。
駄々下がるやる気と希望。
そんな時、
偶然プレミアムエコノミーの空席が見つかり気持ちが傾いた。だが我々は粘った。
ANAに電話問い合わせもしてみたり、ひたすら地味に、日々空席を探し続けた。
そして・・・ついにビジネスクラスの往復チケットを手に入れたのである。
ワシントンD.C.往復(ビジネス)
日程:2024年5月21日から6月5日(16日間)
教訓①:めげずに毎日特典航空券をチェックする
教訓②:とりあえず片道だけでも押さえておく
教訓③:取れたスケジュールに合わせる
航空券が取れた瞬間脳内で流れ出したDA PUMPのアノ曲、そして「C'mon, babyアメリカ」部分のステップ。
U-U-USA!
U-U-USA!
頭の中でテンションを上げながらも湧き上がる不安。
理由は色々ある。
コロナ禍でアジア人ヘイトが増えてるらしい。
NYの地下鉄は色々ヤバいらしい。
イスラエル関連のテロがあるかも。
・・・等々の漠然とした不安。
コロナで日本に籠っていた5年の月日は私を臆病にしてしまったのか、気付いたらこんなものを買っていた。
帽子。
inインナープロテクター。
取外しOK。
アメリカ滞在中はずっと被っていた。
「とりあえず少しは頭を守れてる感」という私の自己満足以上に、予想外に熱い日差し(D.C.ではMax31度位の日があった)から確実に私をカバーしてくれていた。
何より軽い。
自転車用ヘルメットとして売られていたが旅行用として最適だった。
顎紐が付いていて空気穴も4つ、生地が頭に直接触れないのも良い。
3日に一度位、内側のプロテクターを取り外しシャワーで洗った。
個人的な体感ではある為確実性は無いし、個人差があるかもしれないが、私自身は炎天下で長時間被っていても蒸れたり頭が熱くなる事が無かった。
プロテクター部は折りたたむ事が出来ない為、一見スペースを取り邪魔に感じるかもしれないがスーツケース内では小箱代わりになる。
柔らかい物、壊れやすい物を入れるのにちょうど良いだろう。
余談ではあるが帰国後は朝のウォーキングやBBQ、自転車、日傘を差したら周囲に迷惑かも、というシーンで日常的に使っている。
話が脱線したが、
航空券が取れ、旅程を詰める事になった我々の地道で地味な作業はここからが本番だったのである。
最終的にワシントンD.C.とニューヨーク、2つの地域へ行く事にしたものの、どっちに何泊するのか、移動はどうするのか。
調べることは山積み、1年なんてあっという間だ。
まずはホテルの値段を調べるところから始まったのだが、アメリカのホテル代の高さに笑うしか無かったのである。